From the clifftop

寒い雨の春 夕刻

時系列のあれこれはまたいずれ。
今日のことを少し。

駅からずっと私の後ろを歩く小さな影が。傘を差した小学生のようだった。しっかりと振り向いて確認するのも失礼かと思いそのまますたすた歩く。ひたひたとどこかひたむきな感じで、低い位置の傘がずっと私の少し後ろを歩いている。

信号待ちで私の隣に並んだその子をそっと見たらランドセルを背負った男の子だった。なんとなく目線があったらちょっと緊張した表情で笑いかけてくれた。傘を持つ小さな手が赤くかじかんで男の子の寒さが伝わって感じられる。思わず
「寒いね。」と話しかけるとこっくりとうなずいた。
「○○小?」
「うん。」
「寒いね、大丈夫?」
「うん。○○町2丁目だから、家がね、近いから大丈夫だよ。」
心地よい距離を保ちながらも素直に人なつこく話してくれた。嬉しくなって、何となくあれこれ話しかけたい気持ちになる。
「給食始まったの?」
「うん。」
「今日は何だった?」
「(とても嬉しそうに)プレーンはっこーにゅう(発酵乳)。」
「へえ、いいなぁ。」(一番最初に飲み物のことを言うなんて、きっととても好きなんだね)
「それとね、○○のゴマフライと…○○○と…」
「そっかぁ。」
信号が青になって、私達は並んで歩き出す。でも小さい男の子は少し遅れてしまい、やはり私のほんの少し後ろを歩くようになる。特に歩調を合わせることなく、2人でのんびりと信号を渡った。

信号を渡って右に歩くとすぐ私の目指していた処。お店のドアの前で立ち止まり
「じゃあ、気をつけて帰ってね。寒いから。」というと、男の子はこっくりとうなずいてくれた。そして互いに「バイバイ」と言いながら手を振って別れた。

手をつないで歩いたら親子に見えたかなと思うくらい、その短い時間私と男の子の心がふんわりと寄り添って感じられた。正直女の子だったらこういう風にはならなかった気がする。男の子の母をしてきたんだなぁ と自分の事を思った。

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朝からずっと飲みたくて、帰りに通った元町の数多のカフェの誘惑を振り切ってやっと飲んだコーヒー。メイプルカフェオレ。温かくて、やさしくて、先ほどまでの外のひと時のような味だった。
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by sur-lie | 2010-04-12 19:54 | 暮らし
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