人気ブログランキング | 話題のタグを見る

From the clifftop

大人の遠足・真鶴半島

めめさまから『現実から少々離れたい。よって少々遠出などいかが』といった旨のメールが届いたのは…

いつだったっけ?



大人の遠足・真鶴半島_e0138916_8372854.jpg

当日の朝よんどころ無い事情にて文豪があえなく欠席となりましたが、非・文学主婦の会でちょっと遠出をすることに。私は大船駅から合流しました。

老母と長男と銀座を歩いた時はとても快調だったのですが、その翌朝目が覚めたら左股関節に違和感が。なるべく気付かない振りをしていたのですが、歩くと痛みが出てしまうのでみんなに迷惑をかけるかなぁ と思いながら数日過ごした後の参加でした。真鶴の原生林を歩こうよ とか ゆるーくプランは出ていたので余計気になってしまって。

大人の遠足・真鶴半島_e0138916_1043137.jpg

駅前からバスに乗り、まずは半島の真ん中辺りまで。石原プロモーション寄贈の消防車があるそうですよ。ロケで来るのかしら?

大人の遠足・真鶴半島_e0138916_10183695.jpg

あまり興味は無かったのですが(向田邦子さんがお好きだった画家・書家さんよね ほどの認識)、入ってみよういう事になり訪れた中川一政美術館。 

何も期待しないで観たのですが、とても良かったです。岸田劉生とか梅原竜三郎などの影響を受けた人らしいのですがさもありなん の絵、テーマ等も。80歳を過ぎてからの作品が特に印象に残りました。年齢を考えるとその情熱や創作意欲の高さに素直に感動。こぢんまりとしていて人も少なかったのでじっくりと鑑賞することが出来てそれも良かったです。ほらパレットナイフをこんなに使った跡が と油彩を覗き込みぷる姫に教えてもらいながらうんと至近距離で観ているとわくわくすると同時にどこか落ち着くような気持ちになりました。油彩の向日葵がとても素晴らしかった!ゴッホのより好きだと感じました。思えば何だかずっと慌ただしくて、観たいと思っていた展覧会を随分逃していたのですが、こうやってふらりと来てみて自分が如何にこういうものに飢えていたかが判りました。やはりこういう空間には意識して足を運ばねば と思った次第。

中川一政美術館を出てすぐのところから原生林遊歩道へ入れるのですが、これが案外きちんとしたけもの道系。元山岳部のぷる姫に言わせれば舗装道路並みのコースだったのですが、そして、歩いて歩けない事はないかな とも思ったのですが無事におうちに帰るまでが遠足、途中で動けなくなって皆に迷惑をかけてもいけないと思い「無理!」と高らかに宣言。QP皇后陛下も膝が今イチという事で今回原生林ウォーキングは中止となりました。本当はとても歩きたかったから残念だったなぁ。

さらにバスに乗り、半島の突端まで行きました。
与謝野晶子の碑があったなんて、全く気づきませんでしたよ。
なぜなら、着いてすぐにいらしたこの方に釘付けでしたから。
大人の遠足・真鶴半島_e0138916_1138148.jpg

穏やかな方でした。右目は潰れていました。でも顔はきれい。鳶も多いところだったのでそんな戦いがあったのかしら。人にもよく慣れていたのですが、ぷるが「随分痩せているよ。」と脇から見ながら呟いていたので、あまり良いものではないけれど…と思いながら、それしか持っていなかったのでプレッツェルのお菓子(ハニーマスタード味)を1個あげたら実に美味しそうに召し上がりました。ごめんね、この塩分は良くないとは思うんだけどこれしか無いのよ などと声を掛けながらあと2かけ程。

大人の遠足・真鶴半島_e0138916_1146586.jpg

嗚呼、海はいいなぁ。

大人の遠足・真鶴半島_e0138916_1147472.jpg

真鶴半島より太平洋を臨む皆さん。

しばし海を眺めて、さてどこぞで美味しいものを食べよう と引き返す時にちらりと丹下左膳の君を探したら、穏やかそうな老夫婦の方からやはり何かもらっていました。うんうん、そうやってしっかりやっていくんだよ と心の中でそっと声をかけました。

魚市場での食事編は次回。

シフォンちゃんみたいに、みんながいつでも美味しいゴハンを食べられてぬくぬくるんるん♪出来る訳ではないのですよ。。。
大人の遠足・真鶴半島_e0138916_18483392.gif

by sur-lie | 2010-11-27 11:54 | おでかけ
<< 真鶴遠足・食事編 銀座『みちば和食 銀座たて野』 >>



崖の上(っぷち)の暮らしもいとをかし  

by sur-lie
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
お気に入りブログ
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧