From the clifftop

アタシが泣いちゃぁいけません

電脳世界がきっかけでご縁が出来たマダムうきふねが音楽ボランティアを始められる運びとなり、手始めに試演をなさるというのでしっかり予定にいれて楽しみにしていました。結果伺えたのですが、その直前に在関東の夫の親戚に思わぬ不幸が起こり、夫婦でやるせない気持ちで葬儀の席に出かけたりなにかと慌しい日々でした。この頃の私、具合が悪い というのと少し違うのですがどうにもだるくて身体が眠りの中に倒れこんでいく感じとでもいいましょうか。すっきりと動ける状態でいるって本当に私にとってはなかなかないんだなー。身体がきちんとリカバーしていくのも力のひとつですよね。そういう力さえちょっと枯れ気味かもなぁ…とついつい後ろ向きになったりします。

試演が行われる会場に伺う日も、昼食後ちょっと横に…と思ったら寝坊しました!
慌ててそこら辺にあった上着をひっかけ、猛ダッシュしました。途中うきふねさんに『今から行ってもいらっしゃいますか?』などと間抜けメールをしたらきっぱりと『お待ちしています』という気持ちのよい返信が。申し訳なさいっぱいで浦舟の待ち合わせ場所に向かいました。

ちょうどその日はうきふねさんが主催する『マンマサロン』の行われる日で、サロンでの情報交換会を終えられた方たちが何人もそのまま4時近くまで待っていて下さったのです。うきふねさんの喉の調子が今ひとつ という事でこの日は一曲しか歌いませんと事前に伺っていたので私は大慌て。だってみなさん昼寝で寝過ごして遅刻した私を待っていて下さったのですもの。もう穴があったら入りたい気分でした。
でも、私の姿を見ると「シュール・リーさんですね!?」とすぐに声をかけて下さった女性がいらして、その方ももちろんマンマサロンに参加されていた方で、うきふねさんのところに時々コメントを残していた私をすぐに判って下さったり、皆さん本当に暖かく迎えて下さってとてもとても嬉しかったです。

待ち合わせのレストランにはかなり古めかしいのですがちゃんとグランドピアノがあって、なんとその日初めてその集まりにいらしたドルチェさんはピアノの先生だそうで、うきふねさんとささっと音合わせをしてほぼ初見で伴奏をなさると!もうすごすぎてぼーっとしてしまいました。みんなでピアノの周りの席に移動。最初に声をかけて下さったtofuさんが「ここ、ここ!」と私に最前列のアリーナ席を用意して下さって恥ずかしいのなんのって。

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うきふねさんは、オペラの一曲(えーと、夢遊病の娘さんが自分の失恋について歌う歌…だったと思う)を披露して下さいました。「ちょっと今日は音が飛ばないんですけど。」と謙虚な前置きつき。
ああ、でも、素晴らしかった!あんな風に歌うのをあんな至近距離で聴いたのは初めてです!人間の声ってなんて伸びやかなんだろう!常々うきふねさんは『私にとって歌うことは生きがい』と仰っていますが歌う喜びが伝わってくる気がしました。もう万来の拍手拍手。ピアニストさんも素晴らしい~。あんな風に弾けるようになるまでやめちゃぁいけなかったんだよね とつくづく後悔しました。

一曲だけ とおっしゃっていたうきふねさん、ここでピアノの前に座り「もう一曲」と披露して下さいました。マダムうきふねオリジナルの曲で、亡くなられたご主人との想い出を綴られた歌です。

ご主人の事は、亡くなられてからブログに少しずつ綴っていらして、歌う前にも、(ガンという)病気がわかった時に、『僕は君に泣かれるのが一番つらいから笑っていて。治療も一緒にちゃんと頑張るからね。』とご主人がおっしゃったそうで、「だから泣きませんでした ずっと笑っていたら 最期まで本当に幸せにふたりの時間をすごせました」 と改めてその曲(歌詞)が生まれるきっかけになったご主人とのやりとりを話して下さって、話を聞いている私の方が涙がこみ上げてきてなんだかもう恥ずかしいやら自分が情けないやら。

みなさん思いもかけない病気になって、同じ中一男子のお子さんがいるお母様ともその場で仲良しになって打ち解けてあれこれお話したのですが、そのお母様(すごい美人でした~053.gifMさん~)が「この子の高校受験が終わるまでは生きててやらなくちゃって思ったの。」とさらりとおっしゃるのを聞いて本当に心打たれる思いがしました。ついつい、明日もあさってもあると思いながら漫然と過ごしてしまう私が易々と流す涙なんて、うきふねさんや他の皆さんからしたらなんて間抜けなんだろう と思いながら、それでもうきふねさんの歌を聴きながらぽろぽろこぼれる涙はどうしようもなく、またそういう時に限ってハンカチもティッシュも持ってない(持っていましたが全く届かないところにあったのよね)という状況で、もうわやくちゃな私でした。


ご家族の病気で苦しんでいた友人に、昔むかし

「あたしの本当の気持ちなんてあなたにわかんないわよ」

と言われたことがあります。

それまでの私は人の苦しみに対し、わりと簡単に「うん、わかるわかるその気持ち。」と口にしていたような気がします。自分の人生は自分だけのもので、その経験そのものを通していない私が人の気持ちを言葉で「わかる」というのは不遜なことなのだ とその時の彼女のその一言で気づかされたような気がしました。

このごろの私は、そういえば、
「ごめんね、何ていっていいのか私には判らない。あなたの本当の気持ち、私にはわからないのかもしれない。」というようになりました。

「そんな私だけれど、よければそばにいるよ。」と付け加えるときもあります。

そんな言葉も無くなって、
色んな想いの人のそばに、
黙って寄り添っていられるような自分になりたいものです。






うきふねさんの『約束』の歌詞はこちらでどうぞ。素敵な歌です。

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by sur-lie | 2009-01-28 16:58 | 色々考えたりもする
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