(すみません、今回は特にいつもとは趣きが違いますのでどうでも良い方はとにかくちゃちゃっとスルーして下さいね)
突然のメールから物事が思わぬ展開を見せることがあります。
それは1通のメールが舞い込んだことから始まり、行動派の友人が私を選んでくれたことから始まった、
心をとろけさせる再会でした。
萩尾望都さんの初めての(!)原画展が西武池袋店で開催されました。(23日(水)までの開催です)誘ってくれたのは
ちーさんです。初期の作品『ビアンカ』や『小夜の縫うゆかた』の生原稿を目にしただけで涙が出てきました。そのストーリーの中で
ランプトンの肖像を模したとされるエドガー・ポーツネルの肖像画には文字通り心を打ち抜かれました。こんなにも激しく心奪われ、かつての記憶が蘇るとは想定外でした。ええ、もう何とでもおっしゃって下さい、かつての私はどれほどこの少年に恋焦がれたことでしょう。なぜあなたとはこの紙面を介してしか会えないの と嘆いたことでしょう。なけなしのお小遣いをはたいて大輪の薔薇を買い求め、何という無駄遣い!と母に叱られた日々。嗚呼、想像力も恋の心も失った母よ、あなたはこの美しい花を、彼の命を繋ぐこの薔薇を無駄というのか!と怒る母を蔑んだことでしょう。
今でも、あの炎に包まれた屋敷からあの2人はちゃんと抜け出して、たくさんの薔薇の花に囲まれてひっそりと暮らしているとかすかに信じているのです。心の中の、自分でも見つけられないほど小さな小さな隙間のようなところで。
あーーーーもう、韓流スターとかにきゃーきゃー言うマダム達が全く信じらんなーいとか思っていたのになーーー。
アップしたこの肖像画を見ているだけで失神しそうです。エドガー!