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From the clifftop

体調乱高下

日曜日の夜かなりきつい、でもほんの数回だけ胃に差込みのような痛みを感じて床についたら翌朝ものの見事に吐き風邪にかかっていました。しかしこれが尋常ではなく苦しい。目を開けたらかなりひどいめまいに襲われたので慌てて目を閉じたらそれでもまだぐるぐると自分が回っています。まずいなぁと思っているうちもう這ってトイレに行くことしか考えられません。胃が空っぽだったのでまだ楽でしたが今回の風邪はきついですね。本当はよくないのだろうな と思いながら水分すら一滴も摂らず月曜日は横たわるしかなかった私でした。

夫が早めに帰宅してくれて月曜日の夜かかりつけのクリニックへ連れていってくれました。吐いてもいいから水分は摂って下さいねと言われ、処方薬の他に電解質飲料を買って帰宅。

翌日は再検査のためにまた病院へ。聴力検査の結果、その数値は難聴の域ではないので問題はないと若い女医さんは言いました。私は引き続き右耳の閉塞感を訴えたのですが、「でもそれって、いつも徐々に取れていったんでしょう?」とちょっと逆ギレ気味に返されました。私の治療はこれで完了なのだそうです。「で、結局メニエールかどうかという判断は?」と問いかけたらそれに対しても「今めまいは無いんですよね?」と言い出す始末。現段階で確定的な評価が出来ないのなら継続して経過観察をするなり定期検査を示唆するなり、将来的な取り組みがあって然るべきだと思うのですが白い巨塔では机上の結果に異常が無ければそれ以上患者が通院するのは迷惑なのかもでしょうか、三ヶ月以内にまだ不調であれば再度予約を取って通院の事 という紙切れ1枚を渡されただけでした。


『おなかの風邪』と言われるウイルス性胃腸炎を2~3ヶ月に一度やらかすので夫があれこれと心配してくれます。心配はありがたいのですが段々恫喝めいてきて『そんな風に頻繁に繰り返すのは何か根幹に問題があるに違いない』とまで言い出す始末。せっかく大病院に来たのだからついでにそれも診てもらえ と言うので、前日のクリニックの診断で私自身は納得しているのに耳鼻科から消化器科に紹介してもらってかかることに。そこでさらに1時間待ち。病院は丈夫で健康でないと行けない とぐったりと椅子に埋もれながら思いました。

結局、『(ウイルス性胃腸炎は)かかる時は頻繁にかかるしその事自体に不思議はない』という診断で消化器科も終わり。診察所要時間は5分です。

体調乱高下_e0138916_2054336.jpg



まるで銀行の窓口のような受付で診療科に振り分けられ、診察が終わればファイルを持たされ再び確認窓口へ。このような紙をもらい、会計は駐車場料金を払うかの如く機械と向き合って自動計算です。システマティックと言えば言えなくもないのでしょうが、常態でない身体や心持ちで訪れる病院という場所でこの方法はなんとも殺伐とした気持ちになります。無愛想な会計ヲバさんでも出てきたらそれはそれで消耗するのでしょうが、機械の音声に従って操作をして、まるで自分まで何か物のような扱われ方をしているような気になるのはひがみでしょうか。

まだ辛うじてその場で判断して操作してゆけますが、初めて訪れるお年寄りなどは戸惑うだろうなと思ったり。

巨大総合病院にかかるのは久し振りだったのですが、昨今ニュースで取り上げられる医療崩壊の一端を体験した気がしたのは大げさでしょうか。耳鼻科の医師も消化器科の医師も大変若く、その年齢を言及するのは不公平だとは思うのですがその未熟さと不遜さがあいまった態度に微かな苛立ちを覚えたのは事実です。彼らには私という人間は見えておらず、目の前の疾患とその状態を確認するのに手一杯で、さらに顕著に認められる問題点が無ければそれで『一丁上り』とまとめ上げてしまおうという気持ちが見えてしまったのは、こちらも伊達に歳を重ねてきたわけではないからなのでしょう。

今朝からまた右耳の調子がずっとおかしく、左右のバランスが取れずに非常に不安定な状態です。もう白い巨塔にはかかりたくないし、かといって紹介状まで書いて下さったかかりつけのお医者様に行けば『何故また?』と言われてしまいそうで二の足を踏んでしまいます。ためらっている場合ではないのですけれどね。
by sur-lie | 2008-12-18 21:36 | 色々考えたりもする
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崖の上(っぷち)の暮らしもいとをかし  

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